白内障手術の種類

白内障手術には大きく分けて 2 種類の手術方法があります。

  1. 01

    医師の手で行うマニュアル手術

    メスを使って切開するため、医師の技量に結果が大きく左右されます。

  2. 02

    フェムトセカンドレーザーを
    使用したレーザー手術

    レーザーの光で切開するため、安全で精度が高い手術を行うことが可能です。

レーザー手術のメリット①「安全性」

  • レーザー手術の安全性

    メスを使って切開するため、医師の技量に結果が大きく左右されます。

  • レーザー手術の安全性

    メスを使って切開するため、医師の技量に結果が大きく左右されます。

  • レーザー手術の安全性

    メスを使って切開するため、医師の技量に結果が大きく左右されます。

白内障手術の合併症は、上記 3 つの行程の中で発生することがあります。
マニュアル手術では前嚢切開がコンプリートしにくい症例や、水晶体の分割が難しい症例があります。

POINT

<レーザーは 30-40 秒使用>マニュアル手術と比べると合併症を引き起こす可能性が低くなります。

レーザー手術のメリット②「手術中の超音波エネルギーの減少」

レーザー手術で水晶体分割を行うと、2000 分割まで水晶体が粉々になります。このため超音波吸引が容易になり、さらに短時間で作業を行えます。 マニュアル手術の場合、超音波で水晶体を砕き、吸引・除去を行うので、必要な超音波の量が多く、時間もかかります。結果、薄い袋状の水晶体に負担がかかってしまい、袋に穴が開く、支えが外れるなどして合併症を引き起こす恐れもあります。 また、超音波エネルギーが強いと、角膜内皮細胞が減少して、術後の見え方に影響が出る可能性もあります。

レーザー手術のメリット③「精度の高さ」

マニュアル手術では切開の際に 1 ~ 2mm のズレが生じるケースも想定されますが、レーザー手術であれば、こうした誤差もなく正確に照射できます。
乱視矯正のレンズを固定するうえでも、レーザー手術のほうがはるかに安定性が高まります。

白内障手術の効果を最大限に引き出す最先端手術システム
Cataract Refractive Suite(CRS)について

レーザー白内障手術の効果を最大限に引き出すために開発されたのが、「The Cataract Refractive Suite」という手術システムです。レーザー白内障手術を行うための LenSx(レンズエックス)だけでなく、患者の目の情報を分析・記録して、乱視を抑える切開位置をガイドしてくれる VERION(べリオン)や、手術中の患者の目の変化をリアルタイムで解析して最適な眼内レンズ度数や乱視の軸を再計算してくれる ORAオラ)など、最新鋭の手術機器一式をそろえることで、精度の高い白内障手術が実現できるようになりました。年々、高性能になる多焦点眼内レンズの効果を最大に引き出すためにも必要な手術システムとも言えます。 当院ではアジア圏で初めてこのシステムを導入し、治療に役立てています。

Cataract Refractive Suite(CRS)

CRS の白内障手術行程

  1. step

    01

    手術のプランニング

    どのような手術が必要なのか、どこにどのようにレンズを入れるのか、乱視があるかどうか、 あるならどのような乱視があるかなどを「ARGOS」等で検査し、一人ひとりの目に合わせた手術プランを立てていきます。

  2. step

    02

    プランどおりにレーザー照射

    手術プランができたら、「レンズ x」というセカンドレーザーで、プランどおりに 1 ミリのズレもないように正確な手術を行います。
    角膜に機械やレンズを入れる入口を作成する「角膜切開」、水晶体の袋の前側に丸い穴を作成する「前嚢切開」、水晶体の濁りを2,000 分割まで細かく砕く「水晶体の核分割」という 3 つの行程を、レーザーの光で 30 ~ 40 秒ほどの短時間で行います。
    この 3 つの行程が、白内障手術における手術中の合併症が一番多い行程と言われています。よって、この行程がレーザーで安全にできることで、手術中に起きる合併症のリスクを減らし、より安全な手術が可能になります。

  3. step

    03

    超音波で水晶体の吸引・除去

    レーザーの行程後、砕いた水晶体を超音波の機械で吸引して除去していきます。その際、当院では「センチュリオン」を使用し、そこに「アクティブセントレー」というハンドピースを一緒に使用しています。ハンドピースを使用することで眼の中の圧を一定に保ちながら手術ができるため、より安全に合併症のリスクを減らした手術が可能になります。
    圧変動を減らすことで患者さんにとって痛みが軽減できることもメリットの一つです。

  4. step

    04

    眼内レンズ挿入・術中計測~手術終了

    水晶体の中の濁りが取れた後、最後に水晶体の袋の中にレンズを入れます。眼の中に入れる眼内レンズの度数や乱視の軸などを最終決定するために「VLynk の ORA」を使用し、手術中に目の計測を行います。そこで最終確認をして決定したレンズを目の中に入れていきます。手術中に最終確認をすることで一番目に合ったレンズを選ぶことができるので、合っていないレンズを選んでしまうケースを減らすことが可能です。
    その後、乱視のレンズを入れる場合は、「VLynk の VERION」の「サージカルガイダンス」を使用することで乱視の軸を表示し、その乱視軸に合わせてレンズを正確な位置に固定します。さらに最終的に ORA で乱視軸が合っているかを確認して手術が終了になります。

Cataract Refractive Suite(CRS)
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