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夜間運転OK!グレアハローが少ない多焦点眼内レンズ5選

従来の多焦点眼内レンズには、夜間に照明が眩しく見えたり、滲んで大きく見えたりするという「グレアハロー」や、色の見え方の質(コントラスト)が低下したり、中間距離の見え方が苦手だったりと、いくつか弱点がありました。しかし最新の多焦点には、これらのデメリットを大幅に軽減した製品が多数登場しています。今回はそのなかから、夜間運転する方も安心して選べる、グレアハローがほとんど気にならない多焦点眼内レンズをご紹介します。

①「プリシージョン(PRECIZON)」

多焦点眼内レンズ「プリシージョン(PRECIZON)」は、日本国内で使用できる初の屈折型累進焦点タイプです。レンズの中心部分は遠くが見えるようになっていて、その周囲には、遠くが見えるゾーン、近くが見えるゾーンが交互に作られています。そのため遠くから近くにかけて連続的にピントが合い、スムーズな見え方になっています。

 

グレアハローはもちろん、コントラストの低下も大きく軽減されていて、生活に支障するデメリットはほとんど出ない眼内レンズとも評価されています。

 

30cmより手前の距離の見え方は少し弱いものの、夜間運転はもちろん、スポーツなどアクティブに過ごしたい方にもオススメの眼内レンズです。

②「ミニウェルレディー(MINIWELL ready)」

「ミニウェルレディー(MINIWELL ready)」は、累進焦点EDOFタイプの多焦点眼内レンズです。

 

手元の見え方は若干弱いものの、50cmの距離から遠方にかけて連続的にピントが合います。また、従来の多焦点眼内レンズとは異なる新しい構造により、コントラスト良好で見え方も自然です。グレアハローがほとんど発生しないため、運転には最も適した眼内レンズと言えるでしょう。また、10~40代の比較的若い患者さんにもオススメの眼内レンズです。

③「アクリバトリノバ(Acriva Trinova)」

「アクリバトリノバ(Acriva Trinova)」は3焦点タイプの多焦点眼内レンズです。

 

40~50cmの距離から遠くにかけて連続的にピントが合います。新聞や本を読むときなど、手元を見る機会が多い方には少々不向きかもしれません。夜間運転はもちろん、よくPCをする人や、ゴルフやテニスといったスポーツを楽しみたい方にオススメです。

④「アルサフィット(ALSAFIT)」

「アルサフィット(ALSAFIT)」は、3焦点タイプの多焦点眼内レンズです。
 
近方はだいたい35cmと、他の眼内レンズよりも手前側にピントを合わせることができます。そのため、新聞や本を読むのに適した眼内レンズと言われることもあります。
 
暗い場所でのコントラストも良好で、近方、中間、遠方ともに精細に見ることができるため、運転にもオススメです。

⑤「インテンシティ(Intensity)」

「インテンシティ(Intensity)」は、これまでにない5焦点タイプの多焦点眼内レンズです。

 

眼内レンズにおける「近く」とは、30cmだったり40cmだったり60cmだったりとレンズによって様々ですが、このインテンシティ(Intensity)で見えやすいのは40cm。日本人のライフスタイルに合う距離です。

 

ほかの3焦点眼内レンズと比べても、より近くの見え方が良好なうえ、焦点が多い分、遠方から近くへ、近くから遠方へと視線を移してもボヤけることがありません。一段となめらかな見え方になっているので、もはや違和感はまったくないと言ってもよいほどでしょう。そのため、運転する方にもオススメのレンズです。

著者:佐藤 香
アイケアクリニック院長、アイケアクリニック銀座院院長。集中力を要する緻密な作業を得意とし、とくに最先端の白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。そのほか、網膜硝子体や緑内障の手術も担当。まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。また、校医を務めるなど、地元住民のかかりつけ医として地域医療にも貢献している。日々のちょっとした悩み相談から高度な治療まで、総合的な目のケア――「トータルアイケア」の提供を目指す。現在、注目の眼科女医として、テレビやラジオ、新聞、雑誌など、さまざまなメディアに取り上げられている。著書に『目は若返る』『スゴい白内障手術』(幻冬舎メディアコンサルティング)がある。

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