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白内障お悩みQ&A

爽快感のある目薬が好きで、市販のものを愛用しています。白内障手術後、いつから使用してもよいでしょうか。

ご相談者様

PCやスマホを長時間使って目が疲れたときなどに、スッキリする、爽快感のある目薬がなんとも気持ちよく、ずっと愛用しています。1日に5~6回使うこともあります。白内障手術後は同じように使い続けることができますか。また、いつ頃から使用を再開できるのでしょうか。

  • 清涼感のある、いわゆるスッキリする目薬ですが、男性を中心に愛用者が多くいらっしゃいます。その清涼感を生んでいるのは、メントールなどの成分です。この使用感について誤解をしている人がたくさんいらっしゃるのですが、清涼感が強ければ強いほど目の疲労解消に効く、というわけではないんですね。

  • そうなんですか⁉

  • メントールはモノテルペンアルコールの一種で、代表的なものは植物の香気成分の精油です。感覚神経抹消を刺激して冷感を起こし、感覚を麻痺させる作用などを持っているので、神経痛などの薬に含有されています。たとえば湿布薬ですが、塗布すると一時的にスッキリしますが、湿布薬を貼ったままにしておくと肌荒れを起こすことがあります。この成分を含んだ目薬も同じことで、一時的にスッキリしますが、長時間使用すると、肌荒れと同じように眼球にダメージを与える場合があります。

  • 1日に何度もさすということは使用量が多いということですから、ダメージを与えてしまいやすいのですね……。

  • そうですね。あと、もうひとつ別の懸念点があります。

  • 使用量の多さとは別にですか? 

  • はい。ご存知のように、市販の目薬には長期の保存に耐えられるように防腐剤などの添加物が含まれています。これも目にとってはいいとはいえません。長期間、大量に使い続けると、目に傷ができる原因となることがあります。

  • すると、私が愛用しているような、爽快感のある目薬類の目薬は、あまり使わないほうがいいということですか?

  • 眼科医の立場からすれば、1日に何度も使用することはお勧めできないですね。夕刻など目が疲れたときに、どうしても目薬を使いたいということであれば、刺激的な清涼感はありませんが、医師が処方する防腐剤フリーの点眼薬を試してみたらどうでしょうか。また、温めたタオルを数分間目に当てるなどして、PCの操作などで疲れた目を休ませるようにしてください。

  • そうですね。やってみます。ありがとうございました。

監修:佐藤 香
アイケアクリニック院長、アイケアクリニック銀座院院長。集中力を要する緻密な作業を得意とし、とくに最先端の白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。そのほか、網膜硝子体や緑内障の手術も担当。まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。また、校医を務めるなど、地元住民のかかりつけ医として地域医療にも貢献している。日々のちょっとした悩み相談から高度な治療まで、総合的な目のケア――「トータルアイケア」の提供を目指す。現在、注目の眼科女医として、テレビやラジオ、新聞、雑誌など、さまざまなメディアに取り上げられている。著書に『目は若返る』『スゴい白内障手術』(幻冬舎メディアコンサルティング)がある。

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