白内障お悩みQ&A

老眼になったら、実は白内障も始まっているって本当ですか?

ご相談者様

近頃、新聞や書類などの小さい文字が見づらくなったと感じます。老眼だから仕方がないかと観念していたところ、先日「老眼になるということは、白内障も始まっていること」という記事を見かけました。本当ですか? 私はまだ40代半ばなのですが…。

  • 白内障は目のなかにある「水晶体」が濁ることで生じる病気ですが、濁りの原因としては「加齢」が最多です。ちなみに、このケースを加齢性白内障と言います。
    老視(老眼)が加齢によって起きることはご存じのとおりですね。老視(老眼)の見えづらさは、もっと言えば「ピントが合わない」という状態です。ピントを合わせるには「毛様体」という細い筋肉を使って、水晶体の厚みを調整しなくてはいけません。しかし年齢を重ねるにつれて、筋肉や水晶体そのものの柔軟性が失われていき、ピント調整がうまくできなくなってしまいます。これが老視の仕組みです。

  • なるほど。白内障は水晶体の濁りによって生じる病気で、老眼は水晶体の厚み調節が難しくなった状態。つまり、どちらも水晶体と年齢変化が大きく関係している症状なのですね。

  • そのとおり。最近では、白内障の元となる水晶体の濁りを、病気というよりも「老化の一種」として捉えるようになってきました。そのため加齢性白内障も老視(老眼)も、症状の根底に「加齢」があるという意味においては、始まりの時期はそれほど違わないと考えることもできるでしょう。

  • それでは「老眼になればほぼ白内障も始まっている」という見方についても、一面では合っているわけですね。

  • そうですね。ただし、別の面では違いもあります。一般的に老眼は40代から始まり、60歳ころには進行が止まります。一方の白内障は、初期症状を含めて50歳代でおよそ37~54%が罹患しており、60歳代では60%以上が、70歳代では80%以上が発症し、進行が止まることはありません。

  • 発症時期はおおよそ一緒でも、進行の仕方は全然違うところもあるのですね。やはり、白内障は放置すればするほど見えにくくなっていくわけですか。

  • そうなのです。その点を忘れないでくださいね。60代以降も見えづらさが増していくように感じるのであれば、それは老視(老眼)のせいではなく、白内障が進行している可能性が考えられます。もしかしてと思ったら、眼科を受診することをオススメします。

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