白内障を知る

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高精度のレーザー白内障手術を実現するLenSx(レンズエックス)

医療に使われるレーザーメスの一種であるフェムトセカンドレーザーを、白内障手術に応用することができる手術機器LenSx(以下、レンズエックスと表記)。

その登場によって、白内障手術がより安全で精度が高いものになりました。

当院では厚生労働省の認可が下りてすぐ、2014年に導入しており、機器の使用に習熟しております。今回はそのレンズエックスの特長についてご紹介します。

白内障手術に新しい時代の幕を開けたレンズエックス

フェムトセカンドレーザーは、1000分の1(フェムト)秒(セカンド)という短い時間でレーザー照射をすることで、ミクロン単位の精密な作業を行うことができるレーザーです。医療にも応用され、眼科領域ではレーシックや角膜移植などに使用されてきました。

2008年ころにヨーロッパではじめて、フェムトセカンドレーザーを使った白内障手術が行われました。フェムトセカンドレーザーを手術工程の一部に使った白内障手術をFLACS(Femtosecond laser-assisted cataract surgery)といい、日本では一般的にレーザー白内障手術と呼んでいますが、このレーザー白内障手術をするために開発されたのがアルコン社のレンズエックスです。

 

レンズエックスが普及し始めたことで、白内障手術はさらに安全で高度な治療になりました。

 

レーザー白内障手術のメリットについては、こちらの記事も参考にしてください。

「レーザー白内障手術で可能となった高度な治療とは」

 

レンズエックスのメリット

フェムトセカンドレーザーを使用して白内障手術ができる機器は、レンズエックスの他にもあり、日本ではエイエムオー社(本社・アメリカ)のCATALYS(以下、カタリスと表記)が認可されています。カタリスも優れた手術機器ですが、当院はレンズエックスを導入しております。その理由を以下にご説明します。

 

OCT画像が見やすい

レーザー白内障手術では、手術中にOCT(光干渉断層計)で目の形状を3Ⅾ解析して、レーザーを照射する位置を定めていきます。

OCTとは、光を使って目の断面図を撮影することができる装置です。

カタリスにもOCTの機能はありますが、レンズエックスで撮影した画像はとてもきれいで、手術の計画を立てる上でとても役に立ちます。

 

他の機器と連携が取れ、乱視矯正も自動でできる

また、レンズエックスはCRS(The Cataract Refractive Suite)という、アルコン社が提供する白内障手術の機器一式と連携を取ることができます。

難しい乱視矯正も、乱視軸を特定するVERION(べリオン)や、最適な眼内レンズ度数を決定したりレンズの固定位置を指示するORA(オラ)と組み合わせることにより、高い精度で行うことが可能です。

 

一方、カタリスは単品でしか使用することができません。特に乱視を矯正する場合にはレンズエックスのほうが高いパフォーマンスを期待できます。

 

濁った水晶体の中身を取り出して、かわりに眼内レンズを挿入する白内障手術をするだけなら、カタリスでも、あるいは熟練した医師によるマニュアル手術(手術の工程を全て医師の手で行う手術)であっても問題ないでしょう。

しかし医師の熟練度によらない正確な手術、乱視を矯正するための切開位置や眼内レンズの位置を決定する機器との連携など、あらゆる面で白内障手術の精度を高めようとするなら、レンズエックスを使用することが最善の選択と言えるのではないでしょうか。

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