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白内障お悩みQ&A

最近、疲れ目が治らなくなってきました。年齢のせい?それとも何かの病気でしょうか?

ご相談者様

最近、疲れ目が治りにくくなってきました。年齢のせいで回復しにくくなっているのかなと思ったのですが、そろそろ白内障などの病気があってもおかしくない年齢です。「もしかすると…」と気になっています。白内障で眼精疲労になることはあるのでしょうか? もしそうなら、白内障手術をすれば解消できるのでしょうか?

  • 眼精疲労の原因は、過度のPCやスマホ作業などの生活スタイルによるもの、精神的ストレスによるものなど様々です。目の疾患が関係していることもあって、白内障も原因の1つになります。
    白内障は、水晶体が濁ることで起きる病気です。目の仕組みはしばしば「カメラ」にたとえられますが、カメラのレンズにあたる部分こそが水晶体なのです。水晶体の濁り方は、均一でなく偏在的だったり、部分的に濃淡があったりします。その状態で光が当たると乱反射してしまい、「眩しく見える」という症状が起きるのですね。これが頻繁に起きると当然、眼精疲労にも繋がります。

  • なるほど。眩しいものを見続けると、目が痛くなることもありますよね。やはり目に負担がかかっているのですね。

  • ものがはっきりと見えるのは、ピント合わせがうまくいっているからですよね。ピントを合わせるためには、水晶体(レンズ)の厚みを調整しなくてはいけません。ところが白内障になると、単に視力が落ちるばかりか、水晶体の厚みや硬さが増してしまい、ピント合わせが難しくなります。その状態でものを見ようとすると、毛様体は頑張って収縮を繰り返してしまいます。筋肉をずっと使い続けると疲れてしまいますよね。眼精疲労が起きるのも同じ理由なのです。

  • なるほど。私たちは普段、意識することなく目の筋肉を使っているけれど、想像以上に目に負担をかけていることがあるのですね。白内障によって眼精疲労になっているのであれば、手術を受ければ解消できるのでしょうか? 白内障手術では濁った水晶体を取り除いて、代わりに眼内レンズを入れるんですよね。

  • 光の乱反射や毛様体の酷使による眼精疲労はなくなると言えるでしょう。しかし、手術後に眼精疲労がまったくなくなるかというと、そうではありません。

  • そうなのですか?

  • 白内障手術では、大きく分けて「単焦点眼内レンズ」か「多焦点眼内レンズ」かを入れることになります。単焦点は、名前の通り焦点(ピント)が1箇所にのみ合うレンズで、多焦点は複数に焦点が合うレンズです。どちらを選ぶにせよ、手術前と後ではやはり見え方が変わります。ほとんど違和感のない方もいらっしゃいますが、気になる方だと眼精疲労が起きやすい傾向にあります。

  • 白内障によって眼精疲労になっている場合でも、手術を受ければ万事解決というわけではないのですね。

  • はい。とはいえ、心配する必要はありません。術後に起きる眼精疲労の原因は「見え方への違和感」です。多くの人は数日~数週間ほど、長くても数ヵ月ほどで慣れて、眼精疲労も起こりにくくなりますのでご安心ください。

監修:佐藤 香
アイケアクリニック院長、アイケアクリニック銀座院院長。集中力を要する緻密な作業を得意とし、とくに最先端の白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。そのほか、網膜硝子体や緑内障の手術も担当。まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。また、校医を務めるなど、地元住民のかかりつけ医として地域医療にも貢献している。日々のちょっとした悩み相談から高度な治療まで、総合的な目のケア――「トータルアイケア」の提供を目指す。現在、注目の眼科女医として、テレビやラジオ、新聞、雑誌など、さまざまなメディアに取り上げられている。著書に『目は若返る』『スゴい白内障手術』(幻冬舎メディアコンサルティング)がある。

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