白内障お悩みQ&A

手術で対応できない白内障はありますか?

ご相談者様

目の見え方に異常があったので、検査を受けたところ白内障と診断されました。私の場合、片方の目の状態が悪いらしく、検査をした眼科では白内障手術を断られてしまいました。他の眼科を紹介されましたが不安です。白内障で、手術を受けられないことがあるのでしょうか?

  • 白内障と診断されたのに、手術を断られてしまったのですね。他の眼科を紹介されても、不安になってしまうお気持ちはわかります。
    白内障を患っている患者さまの中には、白内障以外の病気を併発されている方がおられます。例えば、加齢黄斑変性や、黄斑前膜、黄斑円孔といった黄斑疾患、それに緑内障などは、白内障と同じように加齢によって発症しやすくなるため、比較的併発していることが多いのです。
    こうした病気を併発されている方ですと、眼科によっては手術ができずに断られてしまうことがあります。

  • 私も、片目の黄斑に異常があると言われました。そうした病気も、一緒に治療してもらうことはできないのでしょうか?

  • 実は、白内障手術に対応している眼科クリニックでも、その他の病気の手術には対応していないことがあるのです。眼科で行われる手術には、白内障手術以外に、緑内障手術、硝子体手術、眼瞼手術などがありますが、それぞれ専門が異なっているため複数の手術を行える眼科医というのはとても少ないのです。
    また併発した病気がある場合、その病気の手術も白内障手術と同時に行ったほうがいいケースがあり、同時手術の経験がなければやはり別の眼科を紹介されてしまうでしょう。

  • なるほど、では私の場合は、主治医が対応できないから手術を断られてしまっただけなんですね。

  • その可能性がありますね。基本的に、治療ができない白内障というのはありません。

  • そうなんですね。安心しました。ちなみに、他にも白内障手術が難しくなる症例はあるのでしょうか?

  • はい。例えば、外傷性白内障などで水晶体を支えているチン小帯という組織が弱くなっていると、手術が難しくなる場合があります。
    白内障手術とは、水晶体の中身を取り除いて、代わりに眼内レンズを挿入する手術になります。その水晶体を支えるチン小帯が弱っている場合、チン小帯が断裂して水晶体がずれる「水晶体脱臼」や、水晶体が目の奥に落下する「水晶体核落下」などの合併症が起きてしまうことがあります。
    そういった場合には、通常の白内障手術にはない複雑な手術が必要となります。例えば、水晶体嚢拡張リング(CTR)を挿入して水晶体嚢を安定させることで、眼内レンズを安全に入れる方法などがあります。またさらに重症な場合は目の奥に水晶体が落下してしまうため、硝子体手術に切り替えることもあります。そうなると、手術の難易度がさらに上がってしまいます。

  • 硝子体手術が行える眼科医であれば、白内障手術をしてもえるのでしょうか?

  • この場合、まず水晶体落下を起こさないようにすることが大切なのですが、起こってしまったら硝子体手術をする必要がありますので、硝子体手術ができる眼科医でないと白内障手術自体に対応できないでしょう。また、チン小帯の大部分が断裂しているなら、これに支えられている水晶体のふくろに眼内レンズを挿入することができなくなるので、眼内レンズを目の中に固定する眼内レンズ縫着(ほうちゃく)術の手技も必要となります。

  • そんなにいろいろなケースに対応しなければならないのですね。

  • はい。他にも、症状が進行しすぎてしまった白内障も手術が難しくなります。そうした難症例の方は、できれば当院のようにあらゆるケースに対応できる経験豊富な眼科医がいるクリニックでの受診をおすすめします。

  • ありがとうございます。手術を断られた理由がよくわかりました。手術をするなら、アイケアクリニックのような実績が豊富なクリニックを受診するようにしようと思います。

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