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白内障お悩みQ&A

白内障手術を日帰りで受けることができると聞きました。注意点はありますか?

ご相談者様

白内障手術を日帰りで受けることができると聞きました。眼内レンズを入れるというと、かなり大掛かりな手術を想像してしまいます。白内障手術後は、入院しなくても本当に大丈夫なのでしょうか? 事前の準備や手術の流れ、注意したほうがよいことがあれば教えてください。

  • 目を手術するというと、どうしても「怖い」という気持ちになってしまいますよね。不安なお気持ちはよくわかります。
    その不安な気持ちの表れか、少し前までは、白内障を発症していても、日常生活で支障を感じなければ今すぐ手術を受ける必要はない、と考える方も多くいました。手術には入院が伴い、手術前後の一定の期間を確保しなければならなかったことで、「まだ大丈夫だろう」と手術を先延ばしにする傾向があったのではないかと思います。実際、私がクリニックを開院した10年くらい前までは、白内障手術も入院で行うことが多かったですね。
    しかし、最近は日帰り手術で行うのが当たり前で、入院設備が整っている大学病院や総合病院でも、日帰り手術をすすめるところがほとんどです。

  • なぜ、日帰り手術が主流になったのですか?

  • その理由はさまざまありますが、大きな理由としては、現在の白内障手術は、手術時に切開する傷口も2mm前後とかなり小さくなり、切開した部分からバイ菌が入ってしまったり術後に傷が開いてしまったりなどの危険性が減り、安全性が増したためです。さらに手術機器や手術手技も進化して、手術中や手術後の合併症が起こりにくくなったことで、患者様により安全に受けていただけるようになりました。
    だから現在の白内障手術は日帰り手術がスタンダードで、むしろ入院して手術を受けるほうが珍しいのですよ。認知症や精神疾患があったり、全身の状態が悪く術後の管理が必要だったりなどの特別な事情がない限りは、日帰りで白内障手術を受けることができます。

  • これまで大きな病気やケガをしたことがないので、白内障手術が初めての手術経験になるだろうと、不安ばかりが募っています。でも、手術といっても想像とは違うようで、すこし気持ちが楽になりました。日帰りで白内障手術を受ける場合の1日の流れも教えてください。

  • 手術の当日は、おおむね以下のような流れです。

    1. 瞳を開くための目薬を自宅でさしてから来院
    2. 受付を済ませ、視力や血圧測定など簡単な検査を行う
    3. 医師による診察。瞳がしっかり開いているか、結膜炎を発症していないか、その他白内障以外の病気を発症していないかなどについて確認
    4. ガウン・帽子・マスクをつけて術前の準備をする
    5. 麻酔をして手術(5〜10分)
    6. リカバリールームで安静にする(10〜15分)
    7. 眼帯や保護メガネを着用して帰宅

    患者様の眼の状況や疾患によってまちまちですが、病院での滞在時間はおおむね1〜3時間ほどです。また、手術の翌日に、術後の見え方に違和感がないか、痛みなどの症状がないかを診察するために来院していただく必要があります。

  • 手術日でも、1日中病院にいるわけではないのですね。手術時間が予想していたより短時間なので驚きました。手術に対する不安が薄れてきましたので、さっそく手術の予約を取ろうと思います。

監修:佐藤 香
アイケアクリニック院長、アイケアクリニック銀座院院長。集中力を要する緻密な作業を得意とし、とくに最先端の白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。そのほか、網膜硝子体や緑内障の手術も担当。まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。また、校医を務めるなど、地元住民のかかりつけ医として地域医療にも貢献している。日々のちょっとした悩み相談から高度な治療まで、総合的な目のケア――「トータルアイケア」の提供を目指す。現在、注目の眼科女医として、テレビやラジオ、新聞、雑誌など、さまざまなメディアに取り上げられている。著書に『目は若返る』『スゴい白内障手術』(幻冬舎メディアコンサルティング)がある。

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