白内障お悩みQ&A

白内障手術は年々進化していると聞きますが、最新の白内障手術とはどのようなものなのでしょうか?

ご相談者様

白内障手術は年々進化を続けていると聞きました。昔と比べて、どこまで進歩しているのでしょうか?最新の白内障手術がどのようなものなのか教えてください。

  • 白内障手術は半世紀ほど前から比べると医療機器も技術も大きく進歩して、短時間で安全に行うことができるようになりました。

  • 具体的にはどれくらい短時間で安全に行えるのでしょうか?

  • 白内障手術に要する時間は片目およそ5~10分程度です。手術で切開するのはわずか1.8㎜~2.4mmと、切開創がとても小さく低侵襲です。切開した部分は手術後に縫う必要もなく、術後1カ月程度で自然に塞がります。

  • そんなに小さな傷口だけで手術が行えるのですね。では、どこの眼科で手術を受けても安心ですか?

  • 白内障手術は、年間140万人以上が実施している安全性が確立された手術となっていますが、実は手術の精度や安全性は手術を実施する眼科によって大きく差があるのが現状です。
    例えば、事前検査では導入している検査機器によって検査結果の精度に差が出たり、手術も医師自身の手で行うかレーザーで行うかによって正確性や合併症のリスクも大きく変わってきます。強い近視や乱視がある方や難易度の高い白内障の方の場合は、レーザー機器による高い手術精度で眼内レンズの効果を最大限に引き出さなければ、手術後の見え方を最適にするのは難しいでしょう。
    当院では、「The Cataract Refractive Suite(カタラクト・リフラクティブ・スイート)」という、最新鋭の手術機器一式をそろえることで、世界でも最先端の白内障手術を行っています。

  • 手術の安全性や精度に差があるなんて知らなかったです。では、最新の白内障手術ってどのような手術ですか?

  • 従来の白内障手術と最新の白内障手術を比較してまとめますと、以下のようになります。

    【従来の白内障手術】
    ・すべての手術工程を医師の手技で実施するため、切開する位置や幅、水晶体嚢の切開の大きさ・形などの正確性は術者の経験や技術によって左右されます。
    ・術中に屈折状態をチェックする方法がないため、眼内レンズの種類や度数、固定位置は術前データと術者の経験や勘で選択しています。

    ×手術工程をすべて手技で行うので、その分合併症などのリスクがあります。実施する医師の技術によって差が出てしまいます。
    ×レンズを最適な位置に固定できず、多焦点眼内レンズのパフォーマンスを最大限引き出せないことがあります。
    ×術後の屈折ズレ、乱視のコントロールは不十分になります。

    【最新白内障手術 The Cataract Refractive Suite】
    ・術前検査をもとに患者さんごとの手術計画が作成され、手術に用いる機器すべてにそのデータが連携されます。
    ・手術でリスクの高い過程をレーザーで実施するので、極小単位で精度の高い手術が可能になり、合併症のリスクなどをさらに低減します。
    ・術前検査のデータだけでなく、実際の手術中に目の屈折状態を計測して、術前に立てた計画とのズレが生じた場合もその都度、最適な状態に更新されます。

    ○リスクが高い工程をレーザー機器で実施するので精度・安全性が高くなります。
    ○どんなに熟練した医師よりも正確な切開が可能で、屈折ズレを最小限にできます。
    ○手術中に目の状態を計測して最適な眼内レンズの種類や度数を再提案し、また最適な固定位置もガイダンスしてくれるので、多焦点眼内レンズのパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。

  • 従来の手術方法と最新機器の手術方法では、そんなに差があるんですね。

  • そうですね。どんなに優れた医師よりも、正確に切開したり、レンズの挿入位置を最適に行うことができます。特に多焦点眼内レンズを検討されている方は、その眼内レンズの特性を最大限に引き出すためにも、手術工程の精度が重要となるので、最新の手術システムが整っている眼科で手術を行うことをおすすめします。また、手術後の合併症のリスクも従来の手術と比較するとかなり低減できます。
    当院では、2016年にアジア圏で初めてこの最新の手術システム「The Cataract Refractive Suite」を導入して多くの手術を実施しております。多焦点眼内レンズをご検討している患者さんは一度当院へご相談ください。

  • 従来手術と最新手術の差がよくわかりました。ありがとうございました。手術後の見え方を重視する場合は、最新の手術システムが導入されている眼科で手術するのが最適なんですね。

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