白内障お悩みQ&A

レーザー白内障手術を検討していますが、デメリットはありますか?

ご相談者様

レーザー白内障手術を検討しています。手術というと医師の手で行うものというイメージがあり、機械による手術というものに不安があります。レーザー手術にデメリットはありますか?

  • 前提として、白内障手術の手術方法には大きく分けて「マニュアル手術」と「レーザー手術」の2通りがあります。
    白内障手術は、眼の中でレンズの役割をしている水晶体の代わりに人工の眼内レンズを入れる手術です。角膜に切開創を作り、そこから器具を挿入して水晶体を包んでいる袋の前面をまるく切除して濁った水晶体を分割・吸引し、その袋の中に眼内レンズを入れて固定します。
    この一連の行程をメスや器具などを使って医師の手で行う従来のやり方がマニュアル手術で、レーザー装置で自動的に行うのがレーザー手術です。

  • レーザー手術にデメリットはないのでしょうか?

  • マニュアル手術と比べてデメリットといえるものは特にありません。しかし瞳孔が小さい方、目の幅が狭い方などはレーザーが使用できない場合もあります。また、レーザーの経験が浅い医師の場合、手術中に合併症が出てしまうこともありますので、施設を選ぶときはホームページで実績を確認するなど、前もって下調べをしたほうが良いですね。

  • なるほど。良い施設を選べば、レーザー手術のほうがメリットは大きそうですね。

  • はい。レーザーは正確で精度や安全性も高い、最先端の技術です。
    具体的なメリットは「短時間で済むため合併症リスクが低い」「超音波による眼への負担が少ない」「精度が高い」の3つです。

  • もう少しくわしく教えてください。

  • 詳しいメリットは以下のとおりです。

    【①短時間で済むため合併症リスクが低い】
    白内障手術の合併症は、「角膜切開」「前嚢切開」「水晶体分割」の3つの行程のどこかで起こりやすいものです。レーザー手術ではこの3つの行程を光で行うため、30〜40秒で完了します。マニュアル手術に比べて眼への負担が少なくなり、合併症リスクも低くなるのです。

    【②超音波による眼への負担が少ない】
    分割した水晶体は、超音波を使って吸引します。レーザー白内障手術の場合、水晶体をレーザーで破砕する前処置を行うことができるため、マニュアル手術より超音波量が少なくなり、眼組織へのダメージを最小限に抑えることができます。

    【③精度が高い】
    レーザーを使用することで、術前のプラン通りに1mmの誤差もなく正確な形状で手術ができます。医師の手技だけでは難しい、高い精度の作業ができるため、レンズの性能を最大限引き出すことができます。

    マニュアル手術は一連の行程を手作業で行うため、時間がかかり、そのぶん合併症のリスクも高まります。術者の技術に左右されるため、期待していたとおりの見え方にならなかった、とがっかりされる方もいるようです。

  • レーザー手術の費用は、いくらくらいかかりますか?

  • レーザーを使った白内障手術は、単焦点眼内レンズ・多焦点眼内レンズ、どちらをお選びいただいても自由診療となります。
    当院では、自由診療の場合、レンズ費用と手術費用を合わせて片眼あたり、単焦点眼内レンズの場合350,000円、多焦点眼内レンズの場合750,000円です。海外レンズを含め、どのレンズをお選びいただいても費用は変わりません。術前と術後のフォローもしっかりさせていただきますので、安心して手術の日を迎えていただければと思います。

  • レーザー手術が最先端で安全性の高い手術だとわかったので、安心して治療を受けることができそうです。さっそく医師に相談してみます。

白内障手術無料説明会

お申し込みはこちら