白内障お悩みQ&A

ほかの症状の治療で薬を飲んでいますが、白内障手術は受けられますか?

ご相談者様

持病があって服用している薬がありますが、それでも白内障の手術に差支えはありませんか?

  • 手術を受ける際に、常用薬を中止するかどうかはとても重要なことですよね。例えば、普段から高血圧症のために血圧を下げる薬を服用していた方が、ご自身の判断で薬を中断して手術を受けようとした場合、手術当日に血圧が高すぎて手術が受けられなくなるといったケースがあります。常用薬がある方は、事前の検査の際に必ず医師に伝えましょう。自己判断でお薬の服用を中止することはやめましょう。

  • 私の場合は、糖尿病で普段から血液をサラサラにする薬を飲んでいます。手術を受ける場合は、血液がサラサラになる薬は服用してはいけないというイメージがありますが、白内障手術の場合はどうでしょうか?

  • 昔の白内障手術であれば、抗凝固薬(ワルファリン)など血液が固まるのを防ぐお薬は休薬するのが一般的であったかと思います。けれども現在では、白内障手術を行う際に休薬する必要はなく、いつも通りに服用しても問題なく手術が受けられますよ。

  • そうなんですか。

  • はい。当院の白内障手術では切開創がわずか2.4mmと、極小切開術と呼ばれる手技で患者さまの負担を最小に抑えることができますので、手術による出血の心配がありません。さらに当院では、最新の手術機器を使用しているため、短時間のうちに精密な手術を行えます。手術のためにわざわざお薬の服用を中断する必要もなく、安全に手術が受けられますよ。

  • ありがとうございます。安心しました。ちなみに、あらゆる薬が服用可能なのでしょうか?

  • 眼科クリニックによって、お薬の中断の有無に関しては異なります。詳しくは手術を受けるクリニックに確認していただくことが必要です。

  • そうなんですね。

  • まれに前立腺肥大症の治療薬を服用されている患者さまが、他の眼科クリニックで白内障手術を断られるといったケースがあります。これは手術中に術中虹彩緊張低下症候群(じゅっちゅうこうさいきんちょうていかしょうこうぐん:IFIS)を発症するリスクがあるからです。

  • 術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)とはどういったものでしょうか?

  • 術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)とは、手術中に虹彩がゆるくなってしまい、切開創からの虹彩脱出や、散瞳薬の効き目が悪くなって瞳孔径の縮小をきたす症状です。手術中に発症すると、大変難しい症例になってしまいます。

  • 前立腺のお薬を飲んでいる方だと、通常よりも白内障手術は難しくなってしまうんですね。

  • 前立腺肥大症のお薬は、前立腺の緊張をやわらげて排尿を促す効果があるのですが、虹彩にも効いてしまうことがあるのです。ただ、術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)が起こった場合であっても、適切な処置がとられる体制や難症例に対応できる眼科クリニックであれば手術は可能です。

  • それでは、他のクリニックではなぜ手術を断られたのでしょうか?

  • 断られた眼科クリニックの場合は、恐らく術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)が発症した際に、適切な処置を行う体制が整っておらず、そこまでの難しい症例の手術までは実施しない方針をとっているんだと思います。

  • 手術ができるかどうかはクリニック次第なんですね。それにしても、内服している薬によって目の手術で合併症が起こる可能性があるなんて、とても怖いです。

  • 当院では、あらゆる症状や疾患をお持ちの患者さんでも安心して手術が受けられるように最新の医療設備を整えています。難症例であっても、手術の経験が豊富な眼科専門医が安全に手術を行っていますのでご安心ください。

  • それは安心して手術が受けられますね。

  • 他のクリニックで、常用薬があるために白内障の手術を断られてしまった方は、一度当院にご相談いただければと思います。当院では、難症例の方でも安心して白内障手術を受けられる体制を整えています。カウンセリングのお時間もしっかりと設けていますので、まずはご相談にお越しいただければと思います。

  • ありがとうございます。とても安心できました。

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