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白内障お悩みQ&A

すでに手術済の人でも使えて、メガネが不要になる眼内レンズがあると聞きました。

ご相談者様

以前、単焦点レンズを入れたのですが、遠くを見るときにメガネをかけるのが煩わしくなってきました。白内障手術後の近視、遠視、乱視すべてを治すことができる眼内レンズがあると聞き、詳しく知りたいのですが…。

  • もともと近視のある方が単焦点レンズを選ぶ場合、多くの方は日常生活でよく見る近距離にピントを合わせて、遠距離のものを見るときはメガネを使うというパターンをお選びになります。でも、できれば遠くも近くもメガネなしで見えるほうが便利ですよね。

  • そうなんです。今からでもメガネがいらないレンズに入れ替えることはできるのでしょうか。

  • 一度入れた眼内レンズを入れ替えることは可能です。しかし、手術してから時間が経ってしまっている場合、レンズを取り出すことが難しい場合もあります。そういう場合は、「手術済の人でも使えて、メガネが不要になる眼内レンズ」として、すでに入っているレンズの上に重ねるタイプを選択することが可能です。

  • そうだったのですね! 誰でも入れることができるのですか?

  • はい。すでに眼内レンズが入っている人で、裸眼の見え方をよくしたいニーズに合わせ、さまざまなタイプが開発されています。ご相談のように、近くに加え遠くも見えやすくするもの、逆に遠くが見えている人に対し近くも見えるようにするもの、また、乱視を矯正するものもあります。これらを総称して、上に重ねるという意味の英語で「アドオンレンズ」といいます。

  • アドオンレンズも、手術で入れるのですか?

  • はい。アドオンレンズは今入っているレンズの上、虹彩の下に挿入します。手術時間は通常5~10分程度で、回復も早く、直後から見え方が変わります。

  • そんなに短時間でメガネが不要になるのなら、いいですね!

  • 万一、満足のいく見え方でなかった場合は、アドオンレンズは入れ替えることも可能です。もちろん、一度で済むよう綿密なカウンセリングをしっかり行い、適切なレンズを選ぶことが患者さんにとってベストなのはいうまでもありませんが、もしもの場合にも対策がとれるということです。

  • それは安心材料になりますね。

  • ただし、アドオンレンズを扱っている施設はかなり限られています。また、どのような治療がベストなのか、より患者さんのニーズに細かく応えられるよう、カウンセリングに力を入れている医療機関を選ぶほうが満足感の高い結果を得られると考えます。

  • 医療機関選びも重要なんですね。

まとめ

単焦点眼内レンズをすでに入れる手術済の方で、遠距離もメガネなしで見たいため、多焦点眼内レンズに変えたいという要望も多いです。一度入れた眼内レンズを入れ替えることは可能。ただし術後、一定期間が経過している場合、取り出すことが困難です。このようなケースでは、すでに入っているレンズの上に重ねるタイプの手術を選択することができます。このレンズを”上に重ねる”という意味から「アドオンレンズ」と呼びます。

アドオンレンズは今入っているレンズの上、虹彩の下部分に挿入します。手術時間は通常5〜10分ほどで回復も早く、直後から見え方は変わります。また、万が一、満足いく見え方でなかった場合、アドオンレンズは入れ替えることもできます。

ただし、アドオンレンズを取り扱っている施設はかなり限られているのが実情。どのような治療がベストなのか、より患者さんのニーズに細かく応えられるよう、カウンセリングに力を入れている医療機関を選ぶことがポイントといえます。

監修:佐藤 香
アイケアクリニック院長、アイケアクリニック銀座院院長。集中力を要する緻密な作業を得意とし、とくに最先端の白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。そのほか、網膜硝子体や緑内障の手術も担当。まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。また、校医を務めるなど、地元住民のかかりつけ医として地域医療にも貢献している。日々のちょっとした悩み相談から高度な治療まで、総合的な目のケア――「トータルアイケア」の提供を目指す。現在、注目の眼科女医として、テレビやラジオ、新聞、雑誌など、さまざまなメディアに取り上げられている。著書に『目は若返る』『スゴい白内障手術』(幻冬舎メディアコンサルティング)がある。

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