白内障お悩みQ&A

手術後に眼内レンズがズレたり壊れたりすることはありますか?

ご相談者様

白内障手術で眼内レンズを入れたら、一生そのままで大丈夫なのでしょうか?後で眼内レンズがズレてしまったり、壊れてしまうようなケースはないのでしょうか?

  • 白内障手術で挿入した眼内レンズがズレたり壊れてしまうということは、滅多に起こりません。ご安心ください。
    ですが、ごくまれに何らかの原因で眼内レンズが入っているふくろが破れてしまったり、ふくろを支えているチン小帯が緩んで切れてしまうなどが起こると、眼内レンズがズレたり目の奥へと落下してしまう場合があります。この症状を、専門的には水晶体や眼内レンズの「偏位」、「脱臼(落下)」といいます。

  • もし眼内レンズが落下してしまうとどうなるのでしょうか?どのような症状が現れますか?

  • 眼内レンズがズレたり落下してしまうと、まず見え方に変化があります。白内障手術を受けて見え方が良好になっていたのに、急に見えづらくなってしまいます。そこで目の異常に気づかれることが多いですね。他にも、大変まれですが虹彩を圧迫して緑内障が発症したり、毛様体を刺激してぶどう膜炎を引き起こすこともあります。

  • いろいろな合併症が起こるんですね。それにしても、なぜズレや落下が起こってしまうのでしょうか?

  • 加齢によって、眼内レンズが入っている水晶体嚢(ふくろ)を支えているチン小帯が緩んだり弱ってしまうことで起こりやすくなります。チン小帯が断裂して、ふくろごと位置がズレてしまうのです。
    また外傷など衝撃が加わることにより、ふくろが破れてしまって、眼内レンズが目の奥の硝子体へと落下してしまうことがあります。アトピー性皮膚炎の方は、かゆみを抑えるために目を強くこすったり、頭を叩いたりしてしまうことで、衝撃が積み重なっていき、やがてチン小帯が弛緩して切れてしまうことがあります。

  • 日常生活でもなるべく目を強くこすらないように、気をつけたほうがいいのですね。

  • その程度であれば心配する必要はありませんが、そもそも目を強くこする行為は目を傷つけるものですので、できれば控えてほしいですね。

  • そうですよね、気をつけたいと思います。ではもし、眼内レンズがズレたり落下してしまうとどうやって治療するのでしょうか?

  • 突然、見え方に異常を感じたらまずは検査にお越しください。
    目の検査で眼内レンズがズレていたり落下していることがわかった場合は、手術が必要となります。

  • 手術とはどのようなものでしょうか?白内障手術とはまた別の手術でしょうか?

  • 手術では、まずは眼内レンズを取り除いていきます。目の奥の硝子体に落下していたら、硝子体手術を行います。
    眼内レンズをきれいに取り除いたら、新しい眼内レンズを挿入していきます。すでに偏位や脱臼を起こしているなら、眼内レンズを入れるふくろは使えませんので、眼球全体を覆っている強膜に眼内レンズを取りつける強膜内固定術を行います。

  • 通常の白内障手術とはまったく違うんですね。

  • そうですね。硝子体手術や強膜内固定術は難易度の高い手術になります。
    白内障手術は行えても、このような手術を行える眼科クリニックはごく限られています。

  • そうなんですか。どの眼科クリニックでも同じ手術が受けられるわけではないのですね。

  • はい。多くの眼科クリニックでは目の手前側にある白内障手術は行えても、目の奥の領域である硝子体手術や難しい強膜内固定術に対応することができません。このような手術に対応できる施設は非常に少ないのです。
    当院では、難易度の高い硝子体手術や強膜内固定術にも対応できる医師が在籍し、最新の医療機器を導入して難症例の手術にも対応しています。白内障手術後に、急に見え方に変化が現れたり見えづらくなってしまったら、一度当院へご相談ください。

  • ありがとうございます。もし手術後に見え方がおかしくなったらぜひ相談させてください。

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